把柄部は、正しいブラッシングを行うために、刷毛部の形態と同じくらい重要な部分です。ほとんどの把柄部は合成樹脂でできており、弾力のある厚みと幅で手に馴染むように製造されています。
基本の型は、刷毛面と平行もしくは直線になった、毛先に力が入りやすい型になります。このほかにも、把柄部が刷毛に向かって傾斜した歯ブラシや、逆方向に傾斜した歯ブラシなども作られています。
また、専門的なブラッシングがしやすいようにと、45度の角度をつけたもの、4面ハンドルのもの、8面にカットしたもの、ストロークが大きくなりすぎると把柄部に内蔵されている玉が両サイドに当たりカチカチと鳴ってお知らせするものなど、いろいろな工夫がなされたものもあります。
さらに、把柄部の末端にミラーやラバーチップ、小歯ブラシなどを付属した歯ブラシも作られています。